めまいがずっと続いていませんか?
「ぐるぐる」「ふわふわ」など、めまいの表現はたくさんありますよね。
私は「ぐるぐる」するめまいに該当します。
耳鼻咽喉科にて受診の結果『良性発作性頭位めまい症』と診断され、漢方薬を飲むようになるまでは以下の3種類を服用していました。
- アデホス
- メリスロン
- メチコバール
めまいの種類
大きく分けて2種類あります。
- 回転性のめまい
- 浮動性のめまい
回転性めまい
以下の2つはどちらも回転性のめまいによるものですが原因が異なります。
- 良性発作性頭位めまい症 (三半規管に耳石が移動することが原因で水が動くため、脳内が動いているように感じる)
- メニエール病 (三半規管に水が増えることが原因でむくみ、聞こえの悪さなどがある)
漢方薬との出会い
めまいが起きたときや生理期間中などめまいが起きやすいタイミングで3種類のくすりを服用していました。しかし、あまり改善が見られず持続性のあるめまいになっていました。
改善について調べると、めまいはくすりで根治を目指すのではなく運動不足やカルシウム不足などめまいが発生する要因を取り除くことが大切と知りました。
そこで自分の諸々の症状で検索し過去の新聞記事を見つけ、苓桂朮甘湯と出会いました。
苓桂朮甘湯 (りょうけいじゅつかんとう)
朝起きにくい、目まいや立ちくらみに悩む方向けの漢方薬「苓桂朮甘湯」
「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」は、自分や周囲がグルグル回る感覚がある方、フラフラしてまっすぐ歩けなくなることがあるという方、ストレスをためやすい方などにおすすめの医薬品です。
漢方では「水(すい)」の代謝が悪くなり、「水(すい)」が体の上のほうでたまって「気」のめぐりをさまたげると、めまいが起こると考えられています。
「苓桂朮甘湯」は、「気」を補ってその上昇を助けるとともに、たまった「水(すい)」をとり除く処方。一般に、体内に水分が余ることで起こると考えられる、めまい、立ちくらみ、頭痛、耳鳴りなどに作用します。また、尿量を増やして余った水分を出し、滞った「水(すい)」の流れを整える処方です。「心(しん)」にもはたらき、動悸や息切れなどを改善します。
効能・効果
体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸があるものの次の諸症:立ちくらみ、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ、神経症、神経過敏
引用ー漢方セラピー
用量・用法
- 成人(15歳以上) 1包
- 15才未満7才以上 2/3包
- 7才未満4才以上 1/2包
- 4才未満2才以上 1/3包
- 2才未満 1/4包
いずれも1日3回、毎食前・食間に水または白湯で服用します。漢方薬は空腹のタイミングで服用すると効果が最大限に発揮されるそうです。
私は服用しはじめの3ヵ月程度は1日3回服用していましたが、体調にあわせて朝・晩の1日2回にしたり、朝1回だけにしたりと臨機応変に服用しています。これは主治医に推奨された方法です。
実際の効果ー即効性は?
服用後1週間ほどで症状の改善がみられました。「なんかすこし楽かも?」と感じたのは2・3日くらいで即効性があるなぁと感じました。
朝起きた時や生理中など、めまいが起きやすいタイミングでもこれを飲んでいるとめまいが起きない安心感はとても大きかったです。
現在は服用して1年以上になりますが、飲む頻度は1日1回がほとんどです。長く飲み続けることに不安を感じましたが、しっかり問診をした上で医師に処方を受けているので安心です。
クラシエなどからもドラッグストアで購入できる苓桂朮甘湯が発売されていますが、自律神経の乱れからくるめまいには効果がないとされているため、できれば診察を受けていただき、適用があるか診てもらった方が良いと思います。
・・・ですが、私の感想としては寝不足の日で自律神経が乱れているときに感じためまいにも効果がありました。
まとめ
長年悩まされるめまい。それによって引き起こされる頭痛や吐き気の改善に役立った漢方薬をご紹介しました。
漢方薬は副作用のリスクが低いですが、現在服用中の他のくすりがあれば必ず飲み合わせを確認し、妊娠中またはその可能性のある方は注意をしてください。
なにより、体力をつけて運動不足を解消することで漢方薬に頼らない生活ができるようにしていくのが理想ですね。(ほど遠いですが、がんばります!)
コメント