プロラクチン産生下垂体線種とわかるまで
ある日のお風呂あがりに片胸からの乳汁分泌がきっかけで婦人科に駆け込みました。
一般的には生理がこないことやなかなか妊娠しないことがきっかけで受診する方が多いようです。
当時の体質などは以下の通りです。
体質
- 元々、疲れたら発熱するような虚弱体質の持ち主。
- 頭痛持ち。トリプタン系の片頭痛薬マクサルト錠の服用経験あり。
当時の環境
- 23歳
- サービス業。仕事が多忙で少しストレスを抱えている状態。
状況
- 脳神経外科で複数回検査済み。診断結果は片頭痛と緊張型頭痛。
- 頭痛時にロキソニンを服用中。
婦人科を受診
乳汁分泌に気付いた翌日に予約の上、受診しました。
原因が全く思い当たらず、受診直前までネットで検索ばかりしてしまい不安に駆られました。
婦人科の受診は初めてだったので緊張で嫌なドキドキ感。
診察内容
①問診、乳汁分泌が起きる原因についての説明
薬(胃薬など)の影響や甲状腺機能低下症、そして下垂体線種(脳腫瘍)がほとんどで、医師からは現在服用している薬の確認がありました。
⇒ 頭痛時にロキソニン、その他服用はないことを伝えました。
受診時に胸を見せるなどはありません。口頭で乳汁分泌がどのようにあったか状況を説明しました。
②月経の状態について確認
⇒ 月経に大きな乱れがないことを伝えました。
医師からは月経に乱れが無いならば、下垂体線種はなる人が少ないので恐らくそれはないだろうと言われましたが、一応検査しましょうとのことでした。(のちに検査結果で下垂体線種の可能性が高いことが分かり、医師が驚いていました。)
③血液検査
結果は1週間後に分かるとのことでした。
※総合病院などでは当日に結果を教えてくれるところもあります。
検査結果
再び婦人科を受診し、血液検査の結果を確認したところ、
甲状腺の検査項目は基準値内、プロラクチン(PRL)の値が基準値を超えていました。
プロラクチンの値の基準値は5.2~26.5ng/mL(※2016当時、現在変更あり)となっており、私の結果は69.1
下垂体線種という脳腫瘍の可能性が高いと診断を受け、総合病院へ紹介状をいただきました。
総合病院で精密検査
総合病院では以下の流れで診断が進みました。
①問診
紹介状を元に現在の状態などを説明します。
医師から婦人科と同じような質問を再度受けつつ、血液検査とMRIについての説明を受けました。
②血液検査
私の場合は3本とりました。
血管が細目なので、毎回血液検査は看護師さんを困らせてしまいますし、私もアザができるほど痛いです・・・
プロラクチンの値が分かるにはすこし時間がかかります。一時間以上かかることは予想しておいた方が確実です。
血液検査後~結果までの待ち時間は長くなることを想定して受診してくださいね。
③MRI 造影剤使用
MRIを撮影する際には、同意書をまず記入することから始めます。MRIが受けられない方もいらっしゃるのでよく確認をしてくださいね。
私は婦人科で紹介状をいただく際に、MRIを受けるであろう説明を受けていたので、金属のついてない服装を選びました。
造影剤は初めてでしたが、注射と同じようなイメージで腕に注射器をつけてもらい、MRI撮影の途中に注入されるようになっていました。
④診察室で結果の説明
まず、血液検査の結果は婦人科での検査からたった2週間にもかかわらず、プロラクチンの値が80.0に増加していました。
MRIで画像診断の結果は、下垂体に5mm程度の大きさの腫瘍が見つかり、プロラクチン産生下垂体線種であるとの診断を受けました。
治療方法について
私の腫瘍の状態から薬物療法が第一選択肢とのことで、くすりの服用についての説明を受けました。
まずはカバサール錠0.25mgを1錠飲むことからスタート、検査結果によっては増減がありますとのことでした。
個人個人によって治療方法は異なります。プロラクチン産生下垂体線種は基本的には薬物療法が主のようですが、主治医と相談の上、決定してくださいね。
治療方法について詳しくはこちらを参考にしてください。
まとめ
異変を感じたらすぐに病院を受診するクセがこの時からつきました。
心がけと言い換えた方が良いかもしれませんね。
カバサールの服用がはじまったことは副作用のはじまりでもありました。
私なりの対策についてもご紹介していきますね。
コメント