プロラクチン産生下垂体線種で治療中の方はもちろん、下垂体線種がなくてもプロラクチンの値が高い方もいらっしゃると思います。
不妊治療・生理不順に悩みカバサールを服用されている方にも参考にしていただきたいです。
プロラクチン値の基礎知識
プロラクチンの数値は検査方法によって異なります。
私の通院する病院で採用している検査方法はCLIA法となります。この記事内に出てくる私の検査結果はこれに基づくものですのでお気を付けください。
あらためて、プロラクチンの数値の基準値は以下の通りです。
〈IRMAによる基準値〉
男性1.5~9.7ng/ml,女性1.4~14.6ng/ml〈CLIAによる基準値〉
男性3.6~12.8ng/ml,女性6.1~30.6ng/ml引用元:プライマリケア
この基準値内の数値を目指して、服薬を頑張っていきます。
診察・検査の頻度
診察
- 2016年~2020年4月 毎月
- 2020年5月以降 3ヵ月に一度
検査
- MRI 年に1回
- 血液検査 年に2~3回
ゆくゆくは半年に一度の通院で良くなるとのこと。早く落ち着いてそうなりたいなぁと思っています。
5年間の数値変化
プロラクチンの値
数値の変動は2019年5月頃まで大きくあります。
当初、症状のひとつであった乳汁分泌についてはカバサール服用後すぐに症状は改善されました。
※最新の結果が11月末に分かり次第追記します。
<考察>数値の増減について
プロラクチンの数値が不安定だった主な要因として思い当たるのはこの2つです。
①決まったサイクルで服用できなかった
毎週金曜日の服用サイクルが出勤の都合により乱れてしまい、金土日月・・・と決まった曜日に服用できませんでした。
日数に開きがでたり逆に間隔が短かったからか、副作用も酷く出ていました。
②ストレスがあった
決まったサイクルで服用できない原因は仕事でした。
そのストレスが自分の中で比重が重くなっていったことは大きな要因だったと思います。
仕事をして休前日に服用し、休日は副作用に悩まされる。そして仕事へ・・・という毎日を過ごす中で鬱々とした気持ちもありました。
プロラクチン産生下垂体線種の原因は判明していませんが、どの病気もストレスは大敵だと思っています。
<考察>数値が落ち着いた要因
2019年8月の検査結果から現在までプロラクチンの数値が安定してきていることが分かります。
身体的にもずいぶん楽になりました。
①カバサールの服用量
カバサールの量が自分にあった量になったことも要因の一つだと思っています。
3錠に増えた時の副作用は、1錠→2錠の増薬時ほど酷くありませんでした。
②仕事を退職 (ストレスの軽減)
2019年8月に退職し、服用サイクルを守ることができたことからストレスなく治療に専念できたことも大きかったのかもしれません。
増薬について
くすりについての記事で錠数に触れましたが、症状やプロラクチンの値の変化によって最大4錠まで増薬の可能性があります。(主治医談)
現在は3錠で安定していますが、増薬のタイミングで副作用が強く出る可能性もあります。実際、1錠→2錠に増薬する時は副作用が酷くなりました。
増薬のタイミングは数回の検査結果を見て主治医が判断されます。私は頭痛・吐き気・めまいが副作用で強く出ていたため、それに対する処方も合わせてありました。
MRI検査の結果
MRI検査の結果は残念ながら5年間でほとんど変化はありません。
ですが、プロラクチンの値が抑えられているので良いと主治医に言われているのでそれほど気にしていません。もちろんいずれは消滅してほしいと思いながら治療をしていますが。
MRIは年に1度の検査ですので、次回は来年です。進展があれば報告させていただきますね。
まとめ
カバサールの服用を始めたからといってすぐにプロラクチンの値が正常値になるわけではありませんが、決まったサイクルをストレスなく続けていくうちに確実に安定することが分かってきました。
治療と仕事の両立は配慮すべき点も多くありますが、自分に合った療養を考えることは何よりも大切だと感じています。
仕事との関わり方については追々別記事でご紹介していきます。
無理せず、自分の身体を大切にしていきたいですね。
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